岐阜県・高山市・日枝神社

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高山市・日枝神社
【 概 要 】−平安時代後期に、飛騨守だった平時輔が山中で一頭の巨大な狼を仕留めました。しかし、近づいてみると狼の姿がなく巨大の杉に時輔が射った矢が突き刺さっていた事から、山の神である大山咋神が狼を助けたと悟りました。早速、大山咋神が祭られている日吉大社(滋賀県大津市)から祭神を勧請し日枝神社を創建、鎮護神にしたと伝えられています。現在ある日枝神社の大杉は伝説の杉とされ高山市指定天然記念物に指定されています。源平合戦の際には木曽源氏の棟梁である木曽義仲が当地まで進軍し、当時の当主だった平景綱は平家一門だった為攻撃対象となり居城である三仏寺城には義仲四天王の一人今井兼平が侵攻、対する平家軍は景綱の娘である鶴姫が守将として応戦しましたが、激戦むなしく三仏寺城は落城、日枝神社も灰燼に帰しました。その後、現在の高山市片野町杉ヶ丘に境内を遷し片野村の鎮守として奉斎されてきましたが、安土桃山時代に領主となった金森長近が高山城を改築し居城とすると、高山城の鎮護社として現在地に遷し篤く信仰しました。金森氏の祖である土岐定近(金森長近の父親)は近江国野洲郡金森(現在の滋賀県守山市金森)を領して金森氏を称した事から近江国の大社として知られる日吉大社を元々信仰していた、又は故郷を懐かしんだのかも知れません。江戸時代中期に金森氏は上山城(山形県上山市)に移封になり高山城が廃城になると、麓に幕府の天領陣屋が構えられ、引き続き歴代代官が日枝神社を信仰しました。
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日枝神社(高山市):周辺の見所

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